はじめてのフロントフォークO/H

フォークオイル漏洩事件から早半月。とうとうこの日がやってきました。KSR FILE.を見た感じだと、1、2時間で終わる感じの作業ですが、ぼくの場合、夜の8時から始めて朝の8時までかかりました。自信のない方は俄然バイク屋に出すことをオススメします。ただ、やり終えた達成感と麦茶のおいしさは苦労してこそ味わえるものでしょう。以下レポートです。

ここでは基本的な手順を紹介しますが、実践的な内容を知りたい方は#441さんの記事をオススメします。また、シールドライバーを持っていない方は併せてJunkerさんの記事も必読です!

レポート

STEP1 準備

と、その前に。トッププラグを緩める穴は「12.7mmの延長工具がぴったりのサイズ」、いわゆる「1/2差し込み口」らしいですが、そんなもの持ってないって方に朗報!写真の工具はそのサイズの17mm用のアダプター。実はこれダイソーで100円でした。17mmレンチと組み合わせれば出来上がり。

まずは車体をリフトアップします。おなじみ、みどり牛乳の出番です。サイドスタンドを上手く使うのがコツ。

2本のボルトを緩めてブレーキキャリパーを外します。※このKSRのボルト類は純正から交換してあります。

ついでにパッドも外して点検しておきます。マスターシリンダーのキャップを開け、ピストンを押し込むと外れます。フルードがこぼれないように注意。キャリパーはホースを傷めないように吊るしておきます。

まぁ問題ないみたいですね。板バネも無くさないようにまとめて置いておきます。

ピンを抜き、アスクルシャフトのナット側を17mmレンチで緩めます。シャフト側は14mmです。

アスクルシャフトを引き抜き、ホイールを外します。

これで“ヒヨコ”もきっと飛び立つことでしょう。メーターギアは吊るしておきます。

カラーの位置を覚えておきましょう。

フォークガードを外します。まずは上から。

次に下を外します。

STEP1終了。これはこれでいいかも。

STEP2 分解

次にフロントフォークを外していきます。先にハンドルを外しておくと作業がしやすいです。この際タンクが傷つくので必ずタオルなどでタンクを覆うようにします。

上側の三つ又クランプを緩めます。下側はまだ締めたままです。

ここで登場!お手軽工具。これでトッププラグを緩めますが、初めての場合かなり固いです。いきおいでタンクを傷つけないように。

CRCまで駆使してようやく外れました。ってなんだこのサビ!次回は110用の14mm六角穴のトッププラグに交換したいです…。

下側の三つ又クランプを緩めます。するとストンとフォークが落ちるので、しっかり支えておきます。

無事外れました。写真はトッププラグを軽く締めてありますが、フォークオイルがこぼれないように注意してください。

インナーを引き出しオイルを排出します。数回ダンピングすると更に出てきます。

写真のビスを六角レンチで緩めて外します。このビスがトッププラグの抜け止めになっています。

次にトッププラグを外しますが、そう簡単には外れません。サービスマニュアルによると「クッションラバー上の〇5.5穴に適当な棒を挿入」してフォークを固定するらしいですが、さすがカワサキです。適当すぎます。世の中には「適当じゃない棒」も存在しますが、僕は写真のようにドライバーで固定して行いましたが、見事にドライバーが曲がりました。

ダストシールをマイナスドライバーなどを使って外します。インナーチューブを傷つけないように注意してください。

サークリップを外します。

インナーチューブとアウターチューブを分離します。両者をそれぞれ持って勢いよく何度か引っ張ると分離できます。オイルが垂れてくるので注意してください。インナーチューブを数回作動させて、チューブ内のオイルを完全に抜きます。

ブッシュメタルを外します。ドライバー等で割れ目を広げながら外します。

ブッシュメタルです。要交換。

順番に外していきます。スライドメタルです。要交換。

ワッシャです。再利用可。

オイルシールです。要交換。

サークリップです。再利用可。

ダストシールです。状態によっては要交換です。今回は注文し忘れました。テヘ

フロントフォーク片側のパーツ群です。順番や方向を間違わないようにしておきましょう。

インナーチューブが傷だらけです…。もちろんペーパー掛けする度胸なんてありません。

雹(ひょう)が降ってきました。時刻は23時。…もう挫けそうです。STEP2終了。

STEP3 組み立て

今回交換するパーツ!の予定でした…泣。

インナーチューブをパーツクリーナーでキレイにします。

写真の箇所にビニールをかぶせて、シール類を傷めないようにしておきます。フォークオイルを塗布すると尚いいです。

向きを間違わないように、外したときと逆の順(ダストシール~ブッシュメタル)に組み付けていきます。

ビニールや汚れを取り、アウターチューブに挿入して逆さまにします。

ここからが正念場です。シールドライバーを持ってない方は、始めに紹介した#441さん、Junkerさんの記事を参考に、塩ビを使ってオリジナル工具を作りましょう。写真はかなりの手抜き工具です。痛い目を見るのは自分です。

打つ位置を変えながら平行に打ち込んだつもりでしたが、手抜きした罰です。オイルシールがこれ以上入らなくなってしまいました。こうなったら自分を恨んでください。押しても引いてもびくともしません。分解した時と同じ要領で力ずくで引っこ抜きます。夜中の1時に30分間それを続けます。

するとこうなります。1時間前まで新品だったとは思えません。これで片側のフォークは元パーツ再利用の道しかありません。

辛い過去はこれぐらいにしてリベンジです。スライドメタルはこれぐらい(段差よりちょっと深いぐらい)まで打ち込みましょう。二度目はなんとかいけました。

ワッシャを入れたらオイルシールを打ち込みます。目安はサークリップが入っていた溝より深いぐらいです。

サークリップを組み付ける時はインナーチューブを傷つけないように注意しましょう。

トッププラグを組み付ける前に、インナーロッド中央の穴からオイルを入れます。こうすると、アウターの隙間からエアが抜けて、比較的早くオイルを入れることができるそうです。フォークオイルの規定量は196.5±4ml。この後エア抜きを行いますが、前出のサイトでとても詳しい方法が紹介されているのでそちらをご覧ください(手抜き)。エア抜きが終わったらトッププラグを軽く締めておきます。

ちょっと休憩。時刻は5時になろうとしております。

すっかり明るくなりました。両方のフォークが組み上がったら、本体に組み付けます。三つ又にフォークを差し、アウターチューブの頭をステムヘッドより14mm(規定量)出したら、下側のクランプを仮止めします。アスクルシャフトを出し入れして、左右の高さを平行に合わせたら本締めします。

トッププラグを締め込みます。規定トルクは2.25kg-mですが、トルクレンチなんか無いのでもちろん適当です。上側のクランプを締めます。

メーターギアやカラーなどをたっぷりグリスアップして組み付けます。アスクルシャフト、キャリパーを組み付けたらブレーキレバーに感触が戻るまでにぎにぎしてください。おわり!

今回大失敗で片側しかできなかったので、次回は予備も買って両方交換しなきゃです。でもやっぱり自分でやるのっていいもんですねぇ~。

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